有田町と外国人観光客の方々との橋渡しをします
このウェブサイトは、外国人観光客の方々に、有田町を訪ねる前の予備知識として、観光の見どころや有田焼の魅力をお伝えするのを目的にしています。また有田町を訪問後の道しるべとしても、ご利用いただければ嬉しいです。さらに日本人の方が、外国人の方に向けて、有田町や有田焼を分かりやすく紹介いただくツールにも使えるかと思います。
有田町には、一見しただけでは伝わらない奥深い魅力があります。そこで、この地に眠る裏話や見どころを通じて、このウェブサイトが有田町と来街の方々との橋渡しとなるよう運営してまいります。サイトの運営は、有田町を愛する有志メンバーによる英語勉強会が、ボランティアで行っています。どうぞご安心の上、ご利用ください。
有田町は、山一つを焼物に換えた
世界中の多くの人が知りません。日本の西の端、佐賀県の有田という小さく静かな山間の町が、日本で初めて磁器を生産したことを。およそ400年前、右の画像の採石場のような場所には、山がそびえていました。この山から磁器の原材料となる陶石が発見され、以来、山頂から人の力で堀り続けられて、現在では右のような景観となりました。つまり、有田の人は、山ひとつを焼物に換えてしまったのです。
有田町は日本の磁器発祥の地
佐賀県有田町は日本磁器発祥の地として知られ、400年以上の歴史を誇る有田焼で有名です。白磁・染付の美しい焼物に、伝統工芸の技が今も息づいています。特に、柿右衛門窯や今右衛門窯など多くの窯元が存在し、また人間国宝による技術が守られています。自然に囲まれた街並みには登り窯、煙突、トンバイ塀が残り、歴史と風景が調和し、訪れる人々を魅了します。有田焼の芸術的な魅力を堪能できる地です。