2025年秋の有田陶磁器まつり

2025年秋の有田陶磁器まつりが11月20日(木)から24日(月)まで開かれます。町内各所で様々なイベントが行われますが、その中の1つとして薪窯による伝統的な窯焚きが、以下の4か所で公開されます。


  11月21日(金) 今右衛門窯
  11月22日(土) 茂正工房
  11月23日(日) 源右衛門窯、天狗谷古窯(有田ポーセリンパーク)

有田焼の染付は、原料の陶石から製品になるまでに、2回、窯で焼成されます。1回目は成形した素地を900℃で焼き固める素焼きです。その後下絵付を終えた製品は、1,300℃の高温で焼き付ける本焼きが行われ完成品になります。

有田焼の焼成に使用する燃料は、江戸時代は赤松の薪でしたが、時代と共に石炭、ガス、電気と変化してきました。今はガス窯での焼成が主流ですが、昔ながらの赤松を燃料に窯の温度を1,300℃まで上げていく本焼きの工程が公開されます。

温度計の代わりに温度により溶けるゼーゲルコーンを見ながら、職人が経験と勘で薪を窯にくべて窯の温度を上げていきます。窯から噴き出る炎と煙突からの煙を間近に見ながら、炎による造形を是非お楽しみください。

(R.H.)
URL//https://www-arita-jp-e.athp.transer.com/

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